インフルエンザの治し方

インフルエンザの治し方

インフルエンザは毎年、日本中に猛威を振るう感染症の一つです。日ごろの体調管理も大切ですが、どうしても感染を避けられない場合がありますので、予防や治療方法を熟知しておくことが大切です。

インフルエンザ予防に関するイラスト

インフルエンザの予防と治療方法

インフルエンザウイルスは、A型とB型、C型の3種類がありますが、基本的にA型とB型が人間に感染するとされ、HAと略されるヘマグリチニンとNAと略されるノイラミニターゼの型や組み合わせによって症状や感染力が大きく異なります。
又、インフルエンザウイルスは、人間に比べて約千倍突然変異する事があり、薬剤に対する耐性や強毒性のウイルスに変異する確率が高いとされています。
インフルエンザの治療方法は、抗ウイルス治療と対症療法がおこなわれています。
対症療法は、インフルエンザの症状である発熱や筋肉痛、鼻詰まり、胃腸症状などに対して解熱鎮痛薬や抗ヒスタミン薬などを投与します。
抗ウイルス治療は、一般的に塩酸アマンタジンとノイラミニダーゼ阻害薬が投与されています。
シンメトレルに含まれる塩酸アマンタジンは、特にA型ウイルスに有効とされ、発症初期に服用する事で発熱期間が1~2日短くなり早期治癒に有効とされていますが、耐性が起こり易い特徴があります。
タミフルやリレンザなどのノイラミニダーゼ阻害薬は、A型とB型双方に有効とされていますが、発病後のウイルス増殖がピークに達する48時間以内に服用する必要があります。
アビガンは、インフルエンザウイルスの増殖に必要な遺伝子情報の複製を阻害するRNAポリメラーゼ阻害薬です。RNAポリメラーゼ阻害薬は、感染細胞内でのウイルスの遺伝子情報の複製を阻害し、ウイルス自体を死滅させる効果が期待出来ます。
インフルエンザの予防は、流行シーズンを迎える11月のワクチン接種が有効とされ、2015年の秋冬シーズンにはA型2種類のB型2種類のウイルスに対応する4価ワクチンが用意されています。
又、手洗いとうがいをこまめに行い、インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑制する為に加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ち、十分な栄養と十分な睡眠をとり体の免疫力を高めます。

感染源に近寄らずインフルエンザを予防しよう

インフルエンザは毎年時期になると大流行を起こす感染症であり、死者や入院患者を出す脅威として多くの人が認識しているものです。
自分の体の中に原因があるのではなく、外部から病原体が侵入して感染することによって発症するというのが感染症の特徴であり、病原体への接触を避けることができれば完璧な予防策となります。
インフルエンザの原因となるのはインフルエンザウイルスであり、その感染源に近寄らないことで予防しようと考えるのは賢い考え方かもしれません。
しかし、現実的には難しい面もあることは理解しておかなければならないでしょう。
インフルエンザウイルスは人から人へと感染することから、本当に予防をしようとしたら人との接触を避けなければならず、社会生活をしていく上ではまず不可能なことです。そのため、感染源に近づいてしまっても、感染経路を遮断するのがより賢い考え方になります。
インフルエンザウイルスの感染経路は飛沫感染が基本であり、感染している人の咳やくしゃみなどに含まれている飛沫を吸い込むことが原因となります。
この他にも接触感染があり、ウイルスが付着したものに触れた手で口や目などに触れることで感染してしまいます。
また、主要な経路ではないものの、空気感染も起こることが示唆されています。
こういった諸々の経路をすべて遮断するのは難しくとも、マスクの着用によって飛沫感染を防いだり、手洗いをして接触感染を防いだりすることは可能です。
感染源が多いところを避けるという考え方で人混みを避けるというのは良い方法でしょう。
電車の中や繁華街などは人が集まることから、それだけ感染している人が多い可能性が高く、そういった場所に行くのを避けるだけでも感染リスクが大幅に下がると期待できます。

インフルエンザワクチンが賛否両論なワケ

毎年秋も終わる頃になれば、予防接種も受けてインフルエンザ対策をしなくてはいけないと気合を入れる人も多い事でしょう。
けれどもこのインフルエンザ用のワクチンについては効果も賛否両論なため、どうしたら良いのかと思う事も少なくありません。
インフルエンザの予防接種の働きに関しては、感染性をなくしたウイルスを予防接種という形で体内に取り込んで抗体を作ってウイルスへの免疫を作っていきます。
化学処理されたウイルスはワクチンと呼ばれています。
いろんなタイプがありますが、毎年どの型が流行るのだろうかというのは予想をしてから予防接種の準備をするのでそれほど外れる事はありません。
その一方でインフルエンザの予防接種には効果より副作用の方が強いということで接種はしなくてもいいという意見もあります。
それに、ワクチンを製造する際に使う微量のアルミニウムや水銀などの方が余程体に悪影響を与えるだろうと考えている人も多いのです。ワクチンを打つことでアレルギー症状が出る人もいますし、それが逆に重篤な症状を引き起こす事もあります。
予防接種でのワクチンが作る抗体は血液中の中には存在するものの、感染経路として多い鼻やのどの粘膜を守るのは難しいとされています。
様々な意見があるので予防接種を受けるのかどうか、どちらがいいのかは本当に悩むものです。
接種をしていても感染するときは感染して療養する事になります。
その為、あくまで予防接種を受けるのは自己判断として、普段の生活で食事に気をつけたり不規則な生活をしないよう健康に気を使うなどしていく事が大切になります。
しっかりと日々の生活も見直して、インフルエンザが流行しても元気でいられるようにしたいものです。